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ヤンデレからほのぼのまで 現在沈没中
 

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カイトとリンレン




画面には大きな影と壊れていく世界。
その中で少年が何度も影を倒そうと向かっていくも、影に触れる前にすぐ遠くにふっとばされてしまう。
「あー、もう、カイトにぃ!!そこはジャンプでよけるんだって!!」
「その前に回復回復!!もう死んじゃいそうだよ。」
「えっと、回復は、丸ボタン押して…?」
「あ、全体攻撃してくるよ!!ジャンプ!ジャンプで避けて!!」
「え、ちょっと待ってなんか動かないよ?」
「だあー!!メニュー出したままじゃ十字キーじゃ動かないってさっき言ったじゃん俺!!」
「あーあ、攻撃当たっちゃったー。カイトにぃ下手だなぁ。」
「あーあ、このステージで死んだ人初めてみたよ俺。一番最初のとこなのに。」
少年が倒れ、ハートが少年から離れてGAME OVERの文字。
それを見てリンとレンは、はぁあ、と溜息をつく。
カイトはかわいい妹に下手だと言われてなかなか傷ついたようだ。
ゲームのコントローラーを握ったまま俯いて、なにやら唸っている。
それに気付いた双子はまた軽く、カイトに気付かれないようにお互いに苦笑いをした。
「ほらほら、やっぱりカイトにぃには無理だったんだって。コントローラー貸して?」
カイトの左側にくっついて座っていたレンが素早くコントローラーを奪う。
「カイトにぃは私と一緒に見てよ?ね?」
「うーん、できると思ったんだけどなあ……」
「想像と現実は違う事ばっかなんだよカイトにぃ。」
「ひどい………」
レンは自分の言葉でカイトがさらにへこんだ事も気付かずに、熱心にゲームを進めていく。
違うデータを使っているのだろう、カイトが戦っていた場所ではなく、今度は少年は大きな城の前で戦っていた。
「あ、そこの隅の方に宝箱ありそうじゃない?」
「えー、なんか敵うようよしてそうでやだ。」
「でも回復アイテムかもよ?見に行ってみようよ。」
「別にアイテムなくても普通に魔法あるからいいじゃん。」
「でもこれでなんかあったら勿体なくない?また戻ってくるのめんどくさいよ。」
「んー、それより俺ストーリー進めたいんだよね。」
カイトの両脇でリンとレンが、ゲームに疎いカイトにはいまいちわからない話しをした結果、
先に進むことにしたらしい。少年が城の門をくぐると話しが進むのかムービーが流れ始める。
「あ、」
「おー、このキャラ遂に出て来た。」
「カイトにぃどしたの?」
「いや、このキャラは俺も知ってるんだけどさ、なんでこのゲームに?だってあのアニメ映画のキャラでしょ?」
「そーゆー、えっとコンセントだっけ。コンセプトか。コンセプトなんだよ。
あのアニメのキャラと冒険できるよーってのがうりなの。」
「へー、いろいろあるんだねぇ。」
「やべ、戦闘入ったのに回復してねぇ。」
「うわー、やっちゃったー。」
画面を見ると先程の少年がもう一人の少年と戦っている。
さっきカイトが戦った黒い影の何倍ものスピードで移動、攻撃をしてくる相手の少年を軽くいなしながら着実に相手に攻撃を当てていく主人公の少年。
操作する方が違うだけでこれほど動きが変わるのかぁとカイトは一人感心した。
もうしばらくレン操る少年が戦うと、勝負がついたのかまたムービーが入る。
その間にコントローラーがカイトに渡され、カイトが操作する間もなくリンがそれを持っていく。選手交代のようだ。
リンの操作もレンほどではないがカイトよりは俄然うまく、すぱすぱと敵を倒しながらステージの奥へと進んでいく。
「何、最近の若いのはゲームだってできちゃうの?」
「えー、若いからできるってわけじゃないと思うよ?」
「そーそー。ミクねぇへたっぴだし。」
「カイトにぃよりは上手いけどね」
「ぐはぁっ」
「メイコねぇはうまかったしね?」
「うんうん」
「メイコ…お前すごいよ………」
同じ型なのになんで…とつぶやく姿は、かなり本気で衝撃だったらかった。
時代に取り残されるのか俺は…とかいうつぶやきを気にもせず、画面の中の少年は、敵を叩き続けていた。








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何がいいたいかというと、
KHシリーズやりたい。
ただこれだけ。
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