ヤンデレからほのぼのまで 現在沈没中
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カイトとリン
ちょっとお腹が空いたから、今日のおやつはたまごチャーハンにした。
お昼を食べるのが早かったし、ちょっとぐらい大丈夫大丈夫。
フライパンを跳ねるチャーハンからはすごくおいしそうな音と匂いがして、
今日のチャーハンは作るの成功したみたい。
うきうきしながらお皿に盛ったらはいできあがり。
黄色い食べ物ってなんでこんなにおいしそうなんだろ。
これもVOCALOIDのプログラムなのかなー。
でもそういうのと関係なしに私は黄色い食べ物が好きな気がする。なんとなく。
テーブルに着いてさあ食べようと思ったら、
ただいまー
ってのんびりしたカイトにぃの声がした。
掬ったチャーハンを口に入れる前に
おかえりー
って一言。そのあと一口パクリ。うん、おいしい。
カイトにぃが、あれーメイコはー?なんて言いながらリビングに入ってきた。キョロキョロしてる。
「ひょーはみひゅへぇほうひゃってひゅにゅー」
今日はミクねぇと一緒に歌ってるよーって言いたかったけど、
口にチャーハンが入ってるんだもん。しょうがないよ。
「うひゃって?うんにゃひ?ん?ごめんリン、俺よくわかんなかった。」
やっぱだめか。
ごっくん。
「今日はミクねぇと二人で歌のお仕事だよー。カイトにぃ、なんか用事あったの?」
「いや、メイコの曲カバーする事になってさ、ちょっとアドバイスもらおっかなーって。」
「へぇー。メイコねぇの曲かあ。」
ここでもう一口。食べたらカイトにぃと目が合った。
「いりゅ?」
んー、と少し悩んで、じゃあ貰うね。とカイトにぃ。
スプーンを伸ばしたらパクリと食べて、もぐもぐした後にっこり笑う。
「おいしいね。」
「でしょ?うまくできたの!!」
黄色い食べ物ならおいしくできるのー。
「へぇ。じゃあ今度茶わん蒸し作らない?俺、けっこう好きなんだ。」
「んー、頑張ってみる。ちょわんむし。」
「……………ちょわんむし?」
誤解されないように言っておくと、私、茶わん蒸しぐらい書けるし読めるよ。
ただ噛んじゃっただけ。あー、恥ずかしい。
照れ隠しに一口またチャーハンを食べたら、また
ただいまー。
と声が家の中にひびいた。
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