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ヤンデレからほのぼのまで 現在沈没中
 

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イロモノ企画その3
鏡音が元マフィアボス

というかウサ××チのパロ




拝啓、お姉様
梅雨も明け、アイスをよりおいしく味付けする季節がやってまいりました。
ご存知の通り、俺はごく最近まで、氷菓子異常摂取罪で捕まっていましたが、
同室の鏡音のおかげで、出所予定日当日に牢から脱獄することができました。
この鏡音は、なんだかもとまふぃあのぼすらしくて、もとふたごのげんひとりっこらしいです。
その原因は爆発がどうのと誰かが言っていましたが、俺にはよくわかりません。
ついでに鏡音がリンなのかレンなのか、彼なのか彼女なのかもわかりません。
俺はどう呼ぶか迷って結局鏡音と呼ぶことにしています。
鏡音はなんだか左目のあたりに縫い目があったり、耳に安全ピンささってたりして、
すっごい怖い感じがするけど、根はきっといいやつです。看守の人たちとも仲良くしてました。
今も、俺が乗ってる車が後ろから狙撃されているけど、
ロードローラーの雑誌を読んで俺を和ませようとしてくれているんだと思います。
だから、「だから狙撃すんのやめてメイコ!俺死んじゃう!!」

「停まりやがれこの××××野郎共!!いいかげん諦めてテメェらの大好きな薄汚いブタバコに消えろ!!!」
「お姉ちゃーん、キャラ違うよー」
「ミク!そのツッコミも正確だけど、その前にそのライフルをしまいなさいライフルを!!!」
「えー、ヤダ☆」
「そんなどっかのふわふわしたお姫様が婚約を断るようなセリフッ・・・!」
「とりあえず停まれっつってんだよこの愚弟が!ついでにそのうるせぇ心臓も止めちまえ!!」
「鬼か?!あなたは鬼なのか?!!メイコさん!!!!」

あああもう振り切れないなんだこのカーチェイス!!勘弁してくれ!!!
きっと時間はあんまりたってないが俺の疲労が半端ではない。主に精神的な。
このままどちらかのガソリンが切れるのが先か、ミクがこっちのタイヤ(あるいは頭)をパンクさせるのが先か。
こんな危険すぎる賭け、本当に勘弁してほしい。姉妹に追われるこの状況も。
さぁどうするか。俺の脳味噌をフル回転だ。頑張って解決策をひねり出そう。
よし、あれがこーでこれがあーだから?つまり、こうなってそうやってどーにもならないことがわかりました!
泣きたい。泣きたいよほんと!!でも泣いて涙で滲んだ視界じゃ、俺車の運転できないし!!
とかてんぱってたら俺の横にぬっと気配が現れた。
車の中なんだからそれは当然、後部座席で雑誌を読んでいた鏡音だ。
縫い目のあたりで微妙に色合いが違う髪の毛をふわふわさせながら、運転席にあるスイッチを指差している。これなんだ?

「それ押せば、なんとかなるから」
「へ?これってなんなの、鏡音」
「まだ押さないで。助手席に移動するから」
「? わかった」

雑誌を持ってのそのそと助手席に移動する鏡音。ちなみにミクの狙撃はまだまだ続いておりますよ。
小柄だから後部座席から助手席に移動したりできるけど、俺がやったらつっかかるんだろうなぁ。
助手席に座って、きちんとシートベルトを締めてから鏡音がこっちを見つめる。あ、目の色も微妙に違う。

「それじゃ、押して」
「了解、っとおぉぉおおぉおおおおおお?!!!」

ボチっとボタンを押したら、なんか急に景色が飛んでってガタガタ震動が後ろから押されてメイコたちがびっくりしててなんかすごいごーごーいってて風がばたばたあたってなにこれ、なにこれ、なにこれ?!!!!
風圧に負けじと後ろを振り向くとなんかすごいのついてた?!!
俺これ飛行機についてんのみたことあんですけど鏡音さんいつこんなんつけたんすかつかどこにどうやって隠れてたんだよこんなでっかいターボエンジン!!!!しかも車の外郭おいてきちゃってるし!!!

「鏡音!!メイコ達は振り切れたけどこれどうやってとまんの?!!」
「・・・・・・・」
「おい、鏡音!きこえてんだろ、返事しぃいいいいいい?!!ちょ、おい、平気かお前!!」

鏡音の縫い目がちょっと危ないことになってるんですけど?!!!
も、もしかして風圧か!風圧のせいでかこれ!!!
鏡音の左側が、色の違う方が!なんかぶるぶるしてるよ?!いいの?!いいの?!!

ブジュア

ちぇおいjfjbxdjちゃgづいいあwdsjgx!??!!?!?
とととととととととっとtttっと、とれた?!!え、俺の方からよく見えないけどえ?え?ええ?!
まさか、なんか飛んでった気がしたのは気のせいですよね?!
欠けてるように見えるのは錯覚ですよね?!!!
燃料が切れたのか、だんだんシートが減速して、そして、止まった。
あれ?止まったけどなんか俺の心臓がさらにばっくばくになってますよ?

「鏡音・・・?」
「・・・・・・・」

声をかけても反応がないよー・・・
シートから降りて正面にまわる。うわあぁぁ、表現したくない光景。
鏡音のシートにひっかかってるあれは幻覚だ幻覚だ!あれは、そう、ウズラの卵だ!!!

「鏡音、生きてるか・・・?」
「・・・・・・」

無事なはずないけど聞かざるをえない。しょうがないだろ?
そっと鏡音の肩を叩いてみる。

ゆらぁりと、こがらなからだがかたむいて、
ぐしゃりと、じめんにたおれました。
おれはすっごいびっくりしました。
おしまい。







もういやだああああああああああ!!!!!












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鏡音というか兄さん受難?でもとても楽しかったです。
それにしても映像になってるのを文章化するのは難しいですね。
最後のあれはウサ×ッチの21話から。

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