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ヤンデレからほのぼのまで 現在沈没中
 

誤字等気になることがあり
ましたら是非ポチっと。只今、
御礼文でヤンデレだらけ




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という名のネタばらし!というかもうばらしようもないですよね。

ハッピーエイプリールフール!

というわけでやってみましたエイプリールフールネタ。
嘘です。全てうそです。四季擬人化とかしませぬよ。これからもliquid noiseはボカロとBB中心でございます。
四季擬人化は、ノリです!一時の!ついカッとなった結果です!気にしないでくださいませ!
一瞬でも、あれ?って思っていただけたなら幸いです!

なにがどうなっていたかは、つづきに無理矢理つっこんであります。
興味ある方がいましたらどうぞw


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此処は四季擬人化ブログです
傾向は 冬×春 秋×夏 
他CPは、+なら平気ですが×は駄目な人間です。ご容赦ください。


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 master:紅 八千代

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Main


Text

冬×春

冬:口数少なめ。暗い。黒髪短髪。身長が春より2cm低い事を気にしている。一人称-俺
春:頭が弱い。楽観的。茶髪猫っ毛。夏によく髪の毛をくしゃくしゃにされるのが実はイヤ。一人称-ぼく

あといくつ
桜は散らない



秋×夏

秋:穏やか。怒ると怖い。黒髪長髪。腰のあたりまである髪を一つ結びにしており、よく性別を間違えられる。一人称-私
夏:騒がしい。元気。金髪短髪。遊ぶのが大好きで、冬とはあまり仲が良くない。一人称-俺

どこにいこうか


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どこにいこうか 冬×春


大きな音を立てて、夏がテーブルの上に大量の旅行雑誌をばらまいた。
子供のように瞳を輝かせ、彼は私の正面に座る。

「なぁ、今度の連休どこ行く?」
「どうしようか。確か、この前は海だったね」
「ああ!楽しかったよなー、海!」

そう言いながらも、雑誌をめくる手は止まらない。これからの計画をする方が夏にとっては楽しいようだ。
でもそれは私も同じことで、次々と雑誌を手にとっては、別のものに変える。
そうするうちに、ある事に気付いた。夏、と声をかけると、バツが悪そうに雑誌からちらりと顔を上げた。

「な、なに・・・?」
「本当は、行きたい所決まってるんだろう?」
「いや、べ、別にー」
「こんなに京都の雑誌ばかりだったら、誰でも気付くよ。言ってくれればいいのに」

夏は小さく唸って、叱られた犬のような目で私を見た。
本当に、直接言ってくれればよかったのに。こんなにまわりくどいのは夏らしくなかった。
しばらく見つめると、観念したようで、夏は雑誌に隠れて小さな声で言った。

「・・・・・たから・・・」
「なに?」
「秋のきれいなとこ、見たかったから!京都の秋はきれいだって言うだろ!」

あー恥ずかしい、なんて雑誌で顔を隠しながら呟いている。
それが可愛くて小さく笑えば、雑誌のしたからむくれた顔が覗く。
可愛い顔がよく見たくて、雑誌を奪い取る。
慌てて取り返してきたところで、笑いかけた。

「いいよ。行こうか、京都」
「ま、マジでっ?!」
「もちろん。私に惚れ直させてあげるよ、夏」

火がついたように真っ赤になった顔に小さくキスをする。
今から連休が楽しみだ。


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あといくつ 秋×夏



「春、」

ふわり、と肩にやわらかい感触。
振り返れば、冬がいた。

「まだ、お前には寒いだろ」

怒ってるみたいに言うけど、それは違うのをぼくはわかっている。
冬が肩にかけてくれたストールはぼくの大好きな桜色だし、なんだかんだで、部屋に戻れって言わないんだ。

「ありがとう、冬」
「気にするな」
「雪が降りそうだね。だから、さっきから待ってるんだけど」
「降らないんじゃないか。そろそろ、お前の季節だ」

結局、二人でくもり空をながめる。のんびりして、うれしい時間。
風がすこし冷たいけど、冬のおかげでほかほかしてきた。
そういえば、冬は寒くないのかな?
平気そうな顔をしてるけど、手を握ったら冷たくて、ぼくがびっくりしてしまう。

「わぁ、冬の手、すっごくつめたいね」
「は、春、お前…いきなりっ!」
「あ、ごめん。いやだったかな…?」

ついつい握っちゃったけど、冬はイヤだったかもしれない。
どうしようって思ってたら、ぼくの手がぎゅって握りかえされた。

「嫌なわけない」

ぼくは嬉しくて、思わず冬に飛びついてしまう。
冬はびっくりしたみたいだけど、今度はすぐに、抱きしめてくれた。
腕の中はあったかくて、なんだか眠くなるのに、冬が抱きしめてくれるんだって思うと、すごくどきどきする。このどきどきが冬にも伝わったらいいな。
冬は、呆れたみたいにちょっとだけ笑った。

「ストール、落ちてる」
「うーん、でもいいんだ。冬があったかいから」
「なに言ってんだ。あったかいのは、春の方だろ」

ひゅう、って冷たい風が吹いて、ぼくらはまたぎゅっとくっつく。
だけど冬が、雪はもう降らないよ、って言って、ぼくから離れてしまう。
もっとくっついていたいのに、冬を見ていたら、冬はさっき落っことしてしまった桜色のストールを拾い上げて、ぼくの手を握った。

「ほら、桜が咲きそうだ」

見上げた木には、蕾がかわいく膨らんでいた。

 

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