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ヤンデレからほのぼのまで 現在沈没中
 

誤字等気になることがあり
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御礼文でヤンデレだらけ




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詰め合わせ

マスター
ホラーゲームぱろ
リンとルコ
鏡音いんざふぁんたじー
アカイトとカイトで学パロ
兄さんと帯人さん

突然バイオレンスな表現が入るのでご注意ください





瞼が閉じた穏やかな寝顔にそ、と手を伸ばす。
久々に帰ってきたというのに起きる気配はなく、腹いせに頬でも抓ってやろうと思ったのだが、予想以上にきめ細やかな肌に驚いてうっかり手をひっこめてしまった。
恐る恐る触れてみると、ほどよい弾力があり滑らかで、理想の肌をとことん突き詰めたようだ、と呟く。

ちなみに、わざわざ呟いたのは、その声で起きるかもしれないという期待を込めてのものだったが、ぴくりとも反応をしない。
仕方ない、と頭をがりがりと掻いてくるりと半回転。また来ることにしよう。
扉が軋んでいたから、それを直すよう書き置きをして家を出る。
ぽつりぽつりと浮かぶ星達を見上げ、こんどはちゃんと昼に戻ってこよう、と静かに決意した。




多分マスター


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恐れるものは無い。まして、嘆くものなど。

白い布地を漂っていた視線を上げ、暗い洞窟の中でも鮮やかな赤を見る。
溢れたばかりの血のようだ、と思う。今までは、太陽そのものではないか、などと恥ずかしい事を思っていたというのに。

数え切れないほどの笏が打ち鳴らされ、涼やかな音が反響し、頭の奥が痺れていく。
ただ、目の前の赤だけが確かなものとしてあって、それ以外はどこか遠い異国のように感じる。
氷が流れるような音を残し、僧はしだいに消えていった。この儀式に立ち会えるのは司祭様だけだ。
全ての僧が外に繋がる石階段をのぼっていった事を確認して、傍らに鎮座している巨大な岩へと腰を下ろす。
石版を横たえたようなそれの表面はひやりとしていたが荒く、撫でれば皮が擦れて溢れた血がその温度を高めてしまうのだろう。

しゃん

一つ、笏が奏でる。
それが合図だというのに、アカイトは動かない。
俺の方を見ているけど、視線はふらふらと定まらない。
仕方ないから、俺はその両手を取って、静かに俺の首に添える。赤色が、揺らいでいた。

脳裏に浮かぶのは幼い家族達。金の髪を揺らし笑っていた彼らに、この役目を渡さないために。
俺達で、しずめなければ。

「アカイト」

呼べば、視線が定まる。こいつも思い出したのだろう。守らなければいけないものを。
これは、決して無駄なものではないのだ。ただ、一つに還るだけ。

「恐れるものなんて、なにもないんだよ。だから、」

笑えているだろうか。俺は、あの子達にも見せれる顔をしているだろうか。

「殺して」


頬を伝った感触は何だったのか、俺にはわからなかった。




某ホラーゲーム2のぱろ
設定をかりております


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暑くて寝返りをうったら、落ちた。
……いつのまにこんな端にきてたなんて。いやいや、ベットが縮んだんじゃない?
じんじんと痛む頭は熱を持ち始めて、ああ、もう。あつくるしい…

立ち上がろうかな、って腕を動かしたところで、床が冷たい事に気がついた。きもちいいかも。
手足を伸ばしてありがたくその冷たさを味わってたら、あぁー…もうぬるくなっちゃった……
でももしかして、とゴロンと床の上をまた一回転。はぁー、冷たい。んでまた、ぬるい。
いっそのこと活動停止すれば私から熱も生まれなくて涼しいんじゃ…なんてこと考えながら、ごろんごろんと涼しさ求めて3メートル。
暑いからって開けっ放しだったドアを抜けた先の廊下は、これまた開けっ放しで夜風の通り道になってたみたいでいい感じに冷えてた。いいねーすてきーぱーふぇくとーう。まどをしめわすれちゃったりんちゃんないす。ありがとむかしのわたし。
転がってたせいで俯せになってたから、ちょっと息苦しい。
ぱたん、とまた転がったら、なにかまたひゃっこいのに当たった。なに?
ちらりと視線だけずらしたら、黒くてちょっと長い髪が散らばって見えた。ルコだ。
いつのまに来てたのってことは置いといて、この冷たさはちょっとどうなのかな?多分ずっと吹きっさらされてたんだろうけど。
しょうがないから、ぴったりくっついてあっためてあげよう。風邪でもひいたらテトが大変だしね。なんてのは建前で、ほんとはルコが冷たくてきもちいいからだったりするんだけど。
まぁとりあえず、寝よう。明日は朝だし。
夜風がそよとふいて髪が少しだけくすぐったかったけど、私はすとんと寝てしまった。




我が家の愛犬は夏になると涼しい場所を探して寝るので、それで


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ぐるりと後ろを向いた勢いをそのまま乗せ右の踵を叩き込む。
確かな手応えとうめき声を聞いただけで今しがた蹴り飛ばした男を見ることなく屈み込んだ。
空振りした腕が頭上を通過していくのを感じながら、立ち上がるついでにその男の足を払い転ばせる。
腕をふりぬいた姿勢のまま地から浮いた男の背を肘で打ち叩き付けると、そこでようやくレンの動きが止まった。
床に這い悶絶する男に留めをさすようにわざわざ踏みつけて部屋の中央に移動。辺りを見回す。
今倒した三人以外に部屋に潜むものはいないと確認して、ふぅ、と息をついた。
戦闘を終えて、つい癖でダガーを戻そうと腰に伸びた腕が空を切り、己の手になにもない事を思い出してレンはげんなりした。彼の得物は壊れてしまい、名残おしくも棄ててしまったのだ。
先程の戦い方も彼の双子の姉であるリンを真似たものであり、本来のレンの動きとは違う。いつもとは違う力の入れ方をしたせいで、腕の筋肉が鈍く軋むのが煩わしかった。

崩れかけた部屋を出て、似たような状況の廊下を進む。
薄暗い廃墟は今にも天井が落ちるか床が抜けるかしそうで、正直あまり進みたくない。さらにそれだけではなく、先程のような盗賊らしき者達までいるのだ。
しかし彼は進まなければならなかった。この世界で唯一血の繋がる片割れのために。

「自分が壊したからって、新しいの一人で探しに行かなくったっていいってのに…」

遥か昔に名を残した盗賊だか山賊の頭が自らの得物を隠したという、廃墟。
早く廊下の先に金の髪がひょっこり出てこないかな、とレンは叶わぬ期待と共に歩を進めた。




戦闘描写はうそっぱちです。簡単にできるのか完璧にできないのかもわからない
いつか勉強したいところ


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空は青く輝き、真っ白な雲が気楽そうに流れていく。
吹き抜ける風は日影でじっとしているとやや肌寒いが、太陽の下にさえいれば心地良い温度で肌を撫でていくのだろう。
今日はまさに外出日和だ。
外で動き回るも遊び回るも、日の下で本を読むも絵を描くも、歌いながらゆるやかに散歩するも、絶好の天気。
公園では小さな犬を連れた綺麗なお姉さんがアイスでも食べながらのんびりとすごし、家に引きこもりがちな少年も今日ばかりは窓を開け放ち柔らかな風を頬にうけて何日かぶりのその感触に涙を流す。
徹夜明けでくたびれたスーツの会社員も、今日ばかりはすぐに布団に入らずに窓際で日光を浴び、日々溜め込んだストレスを溶かして酸素みたいななんとなくほのぼのした感じのを排出する。
嗚呼素晴らしきかな窓の外。
今、数百年に一度の、値千金を軽々と飛び越える一分一秒が着々と浪費され」「アカイト、そろそろうるさい」

シャーペンを握ったままのカイトが、ついに顔をノートから持ち上げて言い放つ。
彼らしかいない教室で、机を二つ向かい合わせにして座っているというのに彼ら二人のやっていることは正反対だ。
方や、ノートや教科書問題集に参考書を広げテスト勉強の真っ最中であり。
方や、窓の外を眺めてだらだらと思考を伴わない直感に基づく発言を垂れ流す。ノートは広げられているものの、なにを書くつもりなのか教科書も問題集も机の上にはない。
はぁ、とカイトの口からため息が一つ。

「ねぇ、テスト勉強は?」
「勉強しろってんだろ?わかってるからそんなん。ただ、わかっていたって勉強するとは限らないだろ」
「じゃあ勉強しなくていいから、せめてその窓の外を褒めたたえるのやめろよ…俺も遊びたくなる」
「嫌だよ。黙ったら俺暇になんだろーが。それに、」

にぃ、と笑って椅子から立ち上がり、開いたままの窓に腰掛ける。

「お前が勉強に飽きんのまってんだし。まだまだ言うぜ?」
「勘弁してよ…」
「やだね、っと。いい風」

タイミングよく吹き抜けた風が勢いよく机の上を駆けていく。
それに飛ばされた勉強道具を、カイトがしぶしぶ鞄の中に回収していくのを見て、アカイトは今後の計画をたて始めた。




うっかりたぬぃの本音が出てしまってるよ!
それにしてもさっきのパロと同じ人達には思えないですね


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蹴り飛ばせば、その体は面白いぐらいに吹っ飛んだ。
ごろごろと力無く転がっていったカイトを追いかけて、また蹴り飛ばす。
がん、と音をたてて壁にぶつかった頭は、そのままぐったりとして動かない。
ぴくりともしないカイトの顔を軽く蹴って上を向かせると、苦しげな声が漏れた。瞼は力無く閉じられている。
ふ、と零れるように帯人が笑い出す。最初は空気かなにかのように薄い笑いも、徐々に音量と、狂気を増していく。

「あは、ははは、はははははははは、はははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!」

笑い声に呼応するように、彼の足が振り抜かれる。
ごす、どす、と顔や腹に沈む足は、最後にはカイトの額を踏みにじる。

「寝るな」

それに反応したのか、すでに抗う力も失ったような瞳が瞼の下からのぞく。
足を除けてそれを確認した帯人は、先程の笑いのかけらも残さない無表情で、乱暴にカイトのマフラーを剥ぎ取る。
唐突なその行動に瞳を揺らせたカイトに構うことなく、帯人は己の足をカイトの喉へと踏み下ろした。
ぐいぐいと体重をかければ、カイトはそれから僅かでも逃れるために首をそらそうとしている。
その姿に帯人は足を一度ひっこめ、腹を強く蹴りこんでカイトの抵抗を止めさせてから、また喉を踏み付ける。
ぐ、とくぐもった音しか出せないカイトを見て、帯人は冷たくて言い放つ。

「マスターの為に歌うKAITOは、俺だけでいい」

踏みにじる靴の下からの、みしりという音を捉えたところでカイトの意識は暗転した。




帯人さんは情緒不安定であればいいと思います
にしてもこの帯人も拍手のルカと一緒にいる人とはえらい違いだ…


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