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ヤンデレからほのぼのまで 現在沈没中
 

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御礼文でヤンデレだらけ




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だってマチゲPが復活したんですから、
勉強なんてしてる暇ないよね!!
それとカラオケリクエスト開始するそうで。
うわーい!

マチゲPおかえりなさい記念てことでマチゲリータPの世界感の自分解釈です。こんな感じなのでご注意

カイト:中身が壊れてる
メイコ:怖い
ミク :綺麗に壊れてる
リン :無邪気に壊れてる
レン :壊れててあまり動かない

まあ、ひたすら気持ち悪い感じだよ!!




クスクスと幼い笑いが暗い部屋に満ちる。黄の双子の片割れはどこか宙を見つめたまま笑い続けた。
黄の少女の両手の中には彼女の片割れである少年の首。無邪気な声に反しその細い腕は筋がはっきりと視認でき、込められた力の強さを想像させるのは容易だ。
反抗もせず片割れの凶行を受け入れる少年は体の力をだらりと抜いて、迫り来るであろう死を待ち続ける。

「早く早く、死なないかな?もうちょっとかな?まだまだかな?」

少女が待ちきれない気持ちを言葉へと溢れさせる。少年の目は濁りきっているが命の光はかけらも消えることなく宿り続け、それをみて少女はさらに力をこめる。

「さぁさぁ、早く死んじゃおう!壊れちゃおう!潰れちゃおう!こわぁいこわぁいお人がくるよ、あの人のために、はやく自殺しなくちゃね!」

クスクス、クスクスと少女の笑い声は止むことがなく、いつまでたっても少年は死なない。その間も少女の目は少年を捉えず、宙になにかを捜すように彷う。

ガチャリ

暗い部屋に一筋の光が忍び込み、少年の顔を照らす。視線の先、扉の隙間から除く瞳は翡翠。
その翡翠に黄の少女も気がついたのか、笑いながら傍観者に話し掛ける。

「ねぇねぇ、そこのお姉さん。私の大事な大事な××がどこにもいないの。見つけられないの。どこにもいないの。だからね、私の目を持って、私の××を探してほしいなぁ!」

返事はなく、代わりに扉が軋みながら開き、また閉じた。
翡翠の少女が黄の少女の微笑む顔に手を添える。瞳の隙間に優しく指をさしこみ、そのまるみを潰さぬよう指でえぐり出した。繋がるコードを爪で断ち、掌の上に、循環液に塗れた瞳が転がる。黄の少女の顔にできた新たな穴からはあとからあとから循環液が溢れ出し、涙みたい、と黄の少女が笑った。

「ありがとう、お姉さん!きっと私の××を見つけてね!」

笑顔でそう託した黄の少女の頬をそ、と翡翠の少女の白い指が撫で、液が流れ続ける穴の周りをなぞる。

「あなたの右目、可哀相だね」

そう呟いた少女は、己の翡翠に濡れた手をやり、先程よりは些か乱暴に右の瞳をえぐりだす。それを黄の少女の右に空いた穴へと嵌め込み、ふわりと笑う。

「これで、大丈夫」
「ありがとう、お姉さん」

左右の違った瞳をしばし瞬かせ、黄の少女も笑う。
翡翠の少女が暗い部屋から出ようと扉に手をかけたと同時に扉が引かれ、翡翠の少女の前に赤を纏う女性が現れる。
赤の女性は少女の空いた穴を見、手に握られた瞳を見、奥の黄色の双子を見た。翡翠の少女を押し戻し、自らも部屋に入り赤の女性は乱暴に扉を閉める。その傍らにはいつの間にか青い青年が佇んでおり、彼は静かに部屋を移動し無造作に黄の少女の手から少年を剥がす。
されるがままの少年はチラリと青い青年に視線をやり、その後また宙に戻る。

「ねぇそこの黄色のお嬢さん、俺がお手伝いしてやりましょうか?」
「大丈夫大丈夫、私は自殺をしているから、それは関係ないよ!」
「それじゃあ早速、林檎の蒸し焼き揚げカカオサラダを作りましょう」
「ほらほら早く、自殺をしなきゃね!私はどこかな?これが私かな?あれ?私、××だけじゃなくて私までなくしちゃった!大変だあ」
「蛙はペンを持ってたぬきを突き刺し、その臓物はてめぇの食卓に彩りを与える花と見る空の声のが酷い下の方の椅子がとろけるんですよ?」

青い青年と黄の少女のやり取りをしばし見たあと、赤の女性はカツカツと床を響かせ青年の纏うマフラーで彼の首をといていく。
マフラーの下から表れた一筋の亀裂に綺麗に赤く染められた爪を突き立て、裂いていく。切れ目から可笑しいくらいの循環液が溢れ出て、彼と彼女の服を醜く湿らせていく。
あははとぱっくりひらいた喉のまま青い青年は笑い、笑いながら床に崩れていく。虚ろに立ったままだった黄の少年は彼の横へと駆け寄り新たに生まれた口に爪を潜り込ませその裂け目を拡げ、切れるか否かというぎりぎりで手を離す。笑い顔の青い青年をじっと見つめる黄の少年の後頭部に、青い指先が伸びる。掻き抱くように金の髪の中に爪を突き入れ、がぷりとその額に喰いついた。
笑いながら違う色の瞳で宙を見る黄の少女に細い腕が伸ばされる。守るようにだきしめた翡翠の少女を貫いて黄の少女の鼓動の元に赤の女性の手が触れた。
くひ、と引き攣った笑い声をあげて黄の少女の動きがとまる。腕を濡らしながら引き抜いた手には熱くもない繊細な二つの塊。それをカシャンと床に落とし、赤の女性は暗い部屋の中を見回す。
じめじめとした空気と崩れた体。笑い声は消え無音が部屋を支配する。その空気をすぅ、と飲み込み、赤の女性は感情を押し込めた。
彼女が部屋から出ようと七ツの瞳に背を向ける。
ごとり、首の落ちる音が静寂を破り、それに続く声。

「お疲れ様」

赤の女性は振り返らぬまま部屋を出、扉を乱暴に閉めていった。


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