ヤンデレからほのぼのまで 現在沈没中
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読んだら、うぜぇ!ってなる可能性が高い文ですのでご注意!
ほのぼのじゃないしそこまで暗いテンポでもギャグでもファンタジーでもなくて、
グロでもエロでもなくカニバリズムも血も肉もないよ!
気持ち悪い考え方しかありません。
あ、もちろん恋愛要素もないよ!
「あかにぃ」
「お?なにリンどうしたのお前。一人でファーストフードとか、寂しいな」
「今まさにやってるあかにぃに言われたくないなー」
「うるせ。で、どうしたんだよ。珍しいな。レンは?また喧嘩したとか?」
「んー、別にー。あ、あかにぃのそれ新しいのだ。一口!」
「俺はまだ許可していない!」
「結構好きな味!」
「俺は大好きな味だこのやろう!一口がでかい!」
「めんどくさいなあかにぃは」
「ちょ、リンちゃん君、バーガーを三口はねぇよ…」
「ふふふ、若いですから!」
「若さ絶対関係ねぇよそれ!」
「ところで心が小さいあかにぃ」
「なんだい一口が大きいリンよ」
「そこの窓、実はきっちり開くって知ってる?」
「へぇ。あのついたてみたいな、開けすぎ禁止みたいなやつって意味ないの」
「うん。壊れてんの。落下防止用なのにね」
「そいつぁ危ないっすねー。こっから落ちたらいくら金属まみれの俺だって粉砕されますねー」
「どうでもよさそうだなぁ」
「どうでもいいし」
「じゃあ私が自分から飛び降りたらあかにぃはどう思う」
「なにそれ」
「実は今日、飛び降りようと決めてここに来ました」
「へぇー」
「どうでもよさそうだなぁ」
「どうでもいいし」
「さっき自分できいといて、ひどいなぁ」
「どうでもいいし」
「メイコねぇは怒ってくれる」
「だろうな」
「ルカねぇはぎゅってしてくれる」
「それ、俺にも適応されないかな」
「言ったら鞭とか跳んできそう」
「ですよねー」
「ミクねぇは泣いてくれて」
「いい子だからな」
「レンはしょうがないかとか言って、一緒に落っこちてくれる」
「あいつは正直、リンに依存しすぎだよな。まあ、そんなこと言うお前もそうか」
「きっとカイトにぃならどうしたのってきいてくれる」
「でもあいつは、理由によっては止めたりしないぜ」
「でも、きいてくれるよ」
「あー…」
「ねぇ、あかにぃ」
「俺はカイトじゃないんで。赤いんで」
「あかにぃのこと、カイトにぃとおんなじぐらいお兄ちゃんって思ってるのになー」
「俺もそうだぜまいしすたー」
「しすたーがぶっこわれてもいいの?まいぶらざー」
「いいかわるいかって言われりゃあ悪いんじゃね」
「止めないの?」
「さっき、レンは止めないみたいなこと言ってなかったっけ?」
「あ、そうか。止めないの、じゃないね」
「どれだいしすたー」
「興味ないの?」
「ないね」
「人情とかを再インストールすることをオススメ」
「おいおい、江戸っこの鏡と言われる俺に人情が無いわけないだろ。むしろ俺が人情。皆様は俺をオリジナルとした人情をインストールしているわけなのだよ」
「つまんない嘘だなー」
「よく噛まなかったという賛辞として受け取っておこうか」
「いらっ!」
「ちょ、俺のポテト…」
「かっら!」
「バチが当たった。神は俺の味方!」
「な、なんでこんな…」
「こっちのが美味いから」
「持参してくるなんて…」
「馬鹿野郎辛党ナメんな。常備だ。必需品だ」
「あーあ。もうおっこっちゃおうかな」
「お前、落ちるんなら何故俺のポテト食うんだよ。エネルギーもういらんだろうが」
「いいじゃーん。あかにぃはなに、食事をエネルギー摂取のみとして考えるの?」
「だけじゃないけど、これから必要じゃないのに食うとか、明らか肥満コースだろ」
「うーわー、何この辛党。爆ぜろ!」
「やーめーろー。俺、爆ぜたくねぇ」
「なになに、妹分の生死は興味ないのに、自分の生死は興味津々?」
「あったり前だろ」
「やっぱこいつぁにんぴにんだー!」
「俺は死にたかないんですー」
「あかにぃが死ぬなって言ったら死ななかったかもしれないのになぁ」
「なにもう過去形?実は幽霊?」
「えへへ」
「おいおいおいおいおいおい!」
「うわ、冗談なのにガチでびびってる。あかにぃきしょい」
「うわ、へこんだわ」
「どこが?見た感じどこがへこんだかわかんないけど」
「そんな某謎喰い魔人みたいなことを…」
「でもへこんでないでしょ」
「そんなこと…ないんだぜ……」
「えー、なんで?しすたーに興味ないんじゃないのにんぴにん。興味ないならなに言われてもいくない?」
「つかなんなの、俺の一言でリンは落ちるのやめんの?」
「多分」
「じゃあ言わね」
「落ちて欲しいってこと?」
「俺ぐらいの一言で簡単に変えるようなもんなんだろ。どうせ落ちねぇ落ちねぇ」
「かっちーん」
「ちょ、リン、かっちーんてお前、古くないか」
「えぇい、ネタの鮮度なんて関係ないの!なにそれ!酷い!」
「えー」
「人の力は侮れんものなのですよ、あかにぃ」
「リンちゃんは他人の力を信じすぎてるなぁ」
「それ言われると私が甘ったれちゃんみたい」
「甘ったれちゃんだから言ってんだぜリンちゃんよ」
「甘くない!辛い!」
「ふはは、辛党の前での辛い宣言は迂闊だな!食うぞこら!」
「変態!」
「………ごめ、俺もちょっと言い過ぎた」
「でさ、変態」
「だからごm」
「変態は身内を見殺しにするの?」
「ちげぇ。変態じゃねぇし見殺しにもしねぇ」
「なにそれ」
「例えばだ、あそこに飛んでるカラスがいるだろう」
「うん」
「あいつが、そこの走ってる電車に正面から向かってって死んだとする。そうしたら俺達はそいつを見殺しにしたってことになるか?」
「ならないと思うけど」
「それと同じ」
「…………んー?」
「どうしようもできない事なら見殺しじゃないって事だよアホの子」
「私アホの子じゃない。それにそれって、あれじゃん」
「どれがどれだよ」
「見殺しにしたのに対する言い訳じゃないの?だって一言あれば死なないんだよ?」
「本当に死ぬ奴は一言あっても死ぬよ。死なない奴は一言あっても死なないよ」
「なにそれ」
「一言の価値は一未満ってこと」
「抽象的にしてはぐらかす」
「だから、リンは他人の力を信じすぎだっつってんだろ。死ぬって決めちまってる奴は、どんな他人があっても死ぬんだよ。死ぬって決めてない奴だから、他人があれば死なないとか言うんだ。そんな奴の為に俺の口は発揮されません」
「なにそれ。なにそれなにそれなにそれー!あかにぃってひっどいやつだ!」
「お、変態解除された」
「変態ってひっどいやつだ!」
「まあそうだね」
「あかにぃは変態でひっどいやつだ!」
「頑張って修正すんな!傷つく!」
「あかにぃはひっどいから私なんかの言葉じゃ傷つかないでしょ!」
「バッカ傷つくにきまってんだろ!ずたぼろだよ!もうライフはゼロに限りなく近い!」
「四捨五入!はい死んだ!」
「死者蘇生!はい生きた!」
「なんなのー、興味ないくせに」
「興味あるっつの」
「14歳女子に?」
「そこピックアップすんな!」
「性的な意味で?」
「ち、が、う!」
「わかったよ。でもなんで?死ぬのには興味ないのに?」
「俺はー、死体には興味は持てないんですー」
「でも他人が死ぬか死なないかってワクワクしないの?下世話な好奇心が大爆発!ってなるんじゃないの?だって大人気じゃんそういうの」
「だからー、本人が死んじゃうときは他人がなにやっても意味ないっつってんだろー」
「俺が姫を救う!みたいなのないの?」
「誘拐とかで、姫に死ぬつもりがないときは俺頑張る。一緒に生きて帰って子を為す作業に入りたい」
「なにを言うかボケ」
「ちょ、ただのお茶目なジョーク」
「お前が落ちろ」
「酷い!」
「ああもうやだこれ」
「ついに物に!」
「それよりなんなの、今まで自殺した人は死にたかったって言うの」
「そうなんだろ、自殺だし」
「そうじゃない人もいるでしょ。やむを得ずな人が」
「どんな人だよ」
「殺されるなら自殺してやる!とか」
「自殺のがよかったからだろそれ」
「味方がいないから自殺する!とか」
「味方ができるまで生きるより自殺した方がよかったからだろそれ」
「妻や子に保険金を残すために自殺する!とか」
「妻や子のために自殺選んだんだろそれ」
「ねー、死にたかったとはちょっと違くない?」
「周りを食い物にして自分の事だけ考えりゃ生きる事だってできただろ。そんな事するなら死にたかったんじゃね」
「むー」
「俺、関わりようがないことに興味ねぇし。ましてや死ぬ死なないなんてそんな危ないもんに首突っ込みたくない」
「じゃあ関わりようがあることってなに?」
「リンがポテトをまた食べるかどうかとか」
「あの広告のアイドルが結婚するかとかは?」
「どうでもいい」
「なんか、めちゃくちゃ単純?」
「さあ、よくわからんしどうでもいい」
「これってあかにぃが関われることだと思うけど?」
「関われる全部に興味があるとは言ってませーん」
「うわぁ、へりくつだらけだ」
「へりくつって漢字にあてると微妙な気分にならないか?」
「まあ、否定はしない」
「ともかく、俺とお話するリンちゃんに俺は興味津々です。傷つくしへこむぜ」
「修理工場行ってきなよ」
「車やなんかじゃあるまいし」
「カイトにぃに直してもらえば?」
「馬鹿。この傷とへこみは綺麗な女性にしか治せねぇよ」
「じゃあメイコねぇとかルカねぇとかのとこ」
「あそこら辺は治療をやっていないのが残念な話なんだよリンちゃん。この俺の気持ちがわかるか!葛藤が!わかるか!」
「わかりたくない!」
「よかった14歳少女に理解されたらどうしようかと俺ちょっと不安だった。あぶねぇ」
「……はーぁ」
「なに、行くの?」
「うん」
「ポテトもう1本食う?」
「それはポテトじゃなくてなんかよくわからないものだよ」
「まあ、そうかもな。で、食う?」
「いらない」
「せっかくの俺の優しさを………」
「どう考えても嫌がらせだ!この勘違いマンめ!」
「へーへー。そんじゃな、リン」
「ばいばい、勘違いマン」
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