忍者ブログ
ヤンデレからほのぼのまで 現在沈没中
 

誤字等気になることがあり
ましたら是非ポチっと。只今、
御礼文でヤンデレだらけ




[102]  [101]  [100]  [98]  [97]  [96]  [94]  [93]  [89]  [91]  [90
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


学ぱろ

いろいろと滾るものがあってやってしまったよろく(仮)さん!!

一応5兄弟とアカイト




もう夏はおしまいだよ、なんて言ってるみたいに、随分と日が落ちるのがはやくなった。
のんびり歩いて寮まで向かう。テスト前から部活はなかったから、みんなで帰るのは久しぶり。今日返ってきたテストもよかったし、良い日だったなぁ!
あ、これで今日のデザートがプリンだともっといい日になる気がする。カイトにぃに頼んでみよう。

「カーイトにぃ!私今日プリン食べたいー。簡単なのでいいから作ってー」
「………………」
「? カイトにぃ?」

場所が場所なら「へんじがない ただのしかばねのようだ」とか出てきそう。どうしたんだろう?

「アカにぃ、カイトにぃどうしたの?」
「あぁ、カイト?」

聞いたらアカにぃは一人で大爆笑しはじめた。あんまり大きな声だったから、前を歩いてたメイコねぇ達も振り返る。

「アカイト、どうしたの?」
「あれ、お兄ちゃんもどうしたの?アカイトさんに虐められた?」
「……………………」

カイトにぃはミクねぇの言葉にも無反応で、それを見てアカにぃがまた声をあげて笑った。笑いすぎて涙がでてるよアカにぃ。

「こいつさ、テストの解答欄一個ずつずらして書いてたんだよ!しかも、世界史と現文!!!」
「えっ……二つも?!」
「カ、カイトにぃ、現文の解答欄って、そうそう間違えないよ…?」
「……………ぅう………」
「まぁ、そんなにカイトを虐めんなおまえら!こいつはなんとな、世界史の方なんだが……解答を全部一個下にすれば、99点だったんだぜ!!」
「き、きゅうじゅうきゅう?!」
「最初の1点問題だけ抜かしてやってたんだよこいつ」

まぁ普通は途中で気付くけどな!ってやけに嬉しそうなアカにぃ。反対にどんどん落ち込んでいくカイトにぃ。でも、うん。流石に気付くよね。だけどそれを言ったらきっとカイトにぃはもっともっと落ち込むから、言わないどこう。

「カイトにぃ、そんな時もあるって!気にしちゃダメだよ!」
「リンっ…………!」
「暗い気持ちのまんまじゃいけないから、気分転換におかしでも作ったらどうかな?」
「気分転換か…」

はっ、とレンが何かに気付いたようで私の方を見る。カイトにぃに気付かれないタイミングで、私はレンに向かって頷いた。

「おいリン、カイトにぃは疲れてるんだから、おかしなんて作らせちゃだめだろ。ね、カイトにぃ」
「あ、でも、気分転換にはなると思う」
「でしょでしょ。プリンとかどう?簡単なレシピあるって前言ってたし!」
「ああ、確かにプリンならいいかもな。どう、カイトにぃ。帰ってプリンでも作ってみたら?」
「うん。そうしようかな」

うし、ってカイトにぃがちょっと気合いを入れた。作戦成功だねレン、ナイスアシスト!
材料買うのにカイトにぃがスーパーに寄るって言うから、レンとメイコねぇがカイトにぃについていって、私とミクねぇとアカにぃは先に帰って食堂のおばちゃんに厨房を借りる事を伝える役になった。

それじゃああとで、って二手に別れた後、アカにぃがぼそりと言った。

「つまんねぇ」

それを聞いたミクねぇは、アカイトさんはいっつもこうだね、とコロコロ笑った。












------------

ちなみに寮住いでコーラス部繋がりという設定。中高一貫な感じ。

中二鏡音高一ミク高三カイトアカイトでメイコは先生かっこコーラス部顧問そんな感じ。
全く活かせてない設定だけどね!!!
PR
忍者ブログ [PR]