ヤンデレからほのぼのまで 現在沈没中
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ひとへや と繋がっているかもしれない
カイトとミクでほのぼの
微かな食器の音で目が覚めた。
外は車が通っていないの、かな?やけに静かで、もしかして早く起きちゃったのかな。今何時だろう。
あー、今はパソコンの中じゃないんだ…時計とけいー。ぎりぎり、届か、な、っと。届いた。今何時ー?
え? 8時?
「ち、ちこく!?!!!」
きょ、きょうはえっと、なんにち?でもきのうはたしかしちじからうちあわせがあってあれ?きょうっていつ?え?えぇ?え?
と、ととと、とりあえずいかなくちゃ!!かみのけもとかさなきゃもうああ!!!いそいでとりあえずえきに、駅に!
あれ、かばんは?ああもうりびんぐだ!
「あ、ミクおはよう」
「お兄ちゃん!私のかばん!」
「え?どっかいくの?」
リビングにはお兄ちゃんがいて、え?
「え……?どっか、って…うちあわせ……」
「ああ、ミク。もしかして寝ぼけてる?ほら、テレビ見てみなよ」
お兄ちゃんが台所からリモコンを押すとテレビがついて、琴の音色が流れてきた。
あれ?いつもと違う曲だ。
不思議に思っていると台所から出てきたお兄ちゃんがにっこりと笑った。
「あけましておめでとう!」
「……え?今日って、もしかして…」
タイミングよくテレビの中からニュースキャスターの、今日は1月1日です、なんて朗らかな声。
「最近ミク忙しかったからね。今日はもう1月1日だよ」
「え、えぇ、じゃあ仕事は?」
「さすがにないかな」
「………ふあぁ。よかっったあー」
間違えたのは恥ずかしいけど、遅刻してなくてよかった…
今日は元旦だったからこんなに静かなんだね・・・
「メイコ達は今寝てると思うけど、ミクもまた寝る?」
「ん…いいや。お兄ちゃんはなにやってるの?」
「俺はおせちの用意中だよ。もうそんなにやることないけどね」
台所をのぞいたら、いろんな料理がお皿の上に並べてある。ああ、そっか、おせちかあ。
「私もなにか手伝う?」
「それじゃあ、そこの伊達巻き切ってもらっていいかな」
「うん」
とん、とん、と気持ちのいい音。
全部切り終わったらお兄ちゃんがこれでいいかな?、とお雑煮の入った小皿を差し出した。
うん、おいしい。
「いいと思う。でもネギいっぱい入れればもっとおいしいと思うよ!」
「大丈夫大丈夫。ちゃんと入れるよ」
「やった!」
じゃあこれで完成だね、と鍋はパタンと蓋をされ、おいしそうな匂いも閉じてしまった。
はやくみんな起きないかなぁ
こんな時間に起床時の話をあげるなと言いたい!
たぬぃさんなにやってん!!
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